劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ

 “ポケモンレンジャー”をフィーチャーした作品だからだろうけど、ポケモンバトルが一切ない異色作であった。それに加え、物語も、マナフィを特定の場所に送り届けるサトシ一行→それを追う悪者、というだけのあってないようなもので、正直盛り上がりに欠ける内容。ただ、その代わり…ってわけではないんだろうけど、キャラの演技や海に住むポケモンの描写なんかはなかなか凝ってて見ごたえがあった。退屈な作品だったって意見もわかるけど、個人的にはまったりと楽しめたな。ま、ポケモン映画にしては…だけどね。ロケット団も含めて、悪役にちょっとでも魅力を感じさせる見せ場があればグッと面白さが増したんじゃなかろうか。あと、ラストの“海の王冠”で金色に光りながら空を飛ぶサトシ達には笑った。