すばらしきこのせかい

 収集要素の充実は凄まじいものがあるな。全てのアイテムにアイコンと解説文があり、一旦入手さえすれば、その後手放してもそれらは手元に残る(所持数が×0と表示される形で)。また、ゲームを進めることでアンロックされていく新たな要素や、それらに対する細々としたチュートリアルの文章、プレイヤーキャラクターの能力などもいちいちアイテムとして存在していて、アイテム欄を開けばそれら全てのアイコンがずらりと表示される。モンスター図鑑的なものも、ステータス、解説文、ドロップアイテムにドロップ率、撃退数、攻略レベル(このゲームでは、現時点でのものを上限にレベルを任意に上げ下げすることができ、そのうち最も低いレベルで倒した時の数値が記録される)と充実。まー、どれも人によってはどうでもいいじゃんっていう、ゲームの本筋には関係ないちょっとしたものなんだけど、収集ゲー好きには収集欲をそそられる上手い演出になってると思う。暇を持て余した収集作業ゲー好きな中高生ゲーマーをピンポイントに狙ってみましたって感じなんすかね。単調でそのくせ回りくどくてイマイチ…と思う人がいる一方で、どっぷりハマってしまう人もいるゲームではないかと。