わがままファッション ガールズモード

 買ってきた。チュートリアルとなるショップ「ルミナ」でのアルバイト生活を終え、自分の店を構えてちょっとくらいのところまで遊んだ。
 基本的には店に訪れる客にひたすらアイテムを売り続けるゲームだね。お店の経営的な要素は今のところ薄め…っていうか、ここは多分最後まであんまディープにはならなそう。時間が勝手に進んだりすることはなく、お店に客がいる状況でもなんのデメリットもなく不足したアイテムを仕入れに出かけたりできるし、万が一不良在庫を溢れさせたりしてお金が足りなくなっても救済措置があるようだし、“お店経営”って点で行き詰まることはなさそう。
 てことで、前述した通り“接客”がこのゲームのメインとなる。「パンツが欲しい」とか「“大人っぽい”アイテムが欲しい」とか、ある程度の目的意識を持ってやって来る客から、「何か私にピッタリなお勧めない?」みたいに丸投げしてくる客とか色々やってきて、それらのメッセージや来店した時点で着ている服から、その客がどんなアイテムを好むのかを類推して売る、というのがゲームのキモとなるわけだ。ピンク色をメインに着飾ってる客なら、ピンクのアイテムを薦めれば気に入ってくれそうだな、とか、なんかすごい派手な柄物ばっかり着てるからコレ、とか、もっとやりこめば、どこどこのブランド品で固めてるから…とかなっていくんだろう。もちろん、客の要望は多岐にわたり、また店の在庫には限りがあって、いつもそういうわかりやすい好みのアイテムがあるとも限らないわけで(接客を始めてしまったらさすがに仕入れには出かけられない)、そうなれば有り物から純粋に自分のファッションセンスで勝負せざるを得ない状況にもなったりするわけだな。で、そういう時に、思い切って客の趣味とはかけ離れたものを薦めてみたら、意外にも気に入ってくれた、なんてことがあったりもして。
 てわけで、「That'sQT」とはまったくの別ゲームですな。あっちは自分の好きなファッションが街に浸透していく様をニヤニヤ眺めるってのがメインのゲームだったけど、こっちはそういう流行が目に見えたりすることはなさそうで、ひたすら目の前の客を満足させていくゲームって感じ。どっちも面白い。